インフルエンザワクチン料金の値上げについて

これまでのワクチン製造株は、A/H1N1、A/H3N2、B型の3種類（3価）が含まれ、このうちB型株については、山形系統あるいはビクトリア系統のどちらか一方のワクチン株を選定していました。近年、インフルエンザの流行は、A（H1N1）およびA（H3N2）に加えてB型である山形系統とビクトリア系統の混合感染が続いており、WHOも2013年シーズンから4価ワクチン向けにB型2系統からそれぞれワクチン株を推奨しています。また、米国においては2013シーズンから4価ワクチンが製造承認され、世界の動向は4価ワクチンへと移行してきています。

このことから、わが国においても4価ワクチン導入への是非が検討され、2015シーズンよりA/H1N1、A/H3N2に加えてB/山形系統およびB/ビクトリア系統の4価ワクチンとなりました。これに伴い今シーズンのワクチン納入価格が値上がりしたのを受け、当院でのインフルエンザワクチンの接種料金を変更することとしました。新しい接種料金は、1回目の接種料金が4,000円、2回目の接種料金が3,000円となります（13歳以上は1回接種）。但し3歳未満の接種料金につきましては1回目3,500円、2回目2,500円の据え置きとします。